
九州国立博物館開館20周年記念
特別展 九州の国宝 きゅーはくのたから
2025/07/05(土) 〜 2025/08/31(日)
09:30 〜 17:00
九州国立博物館
アルトネ編集部 2025/07/24 |
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2005年10月にオープンし、今年で開館20周年を迎える九州国立博物館。アニバーサリーイヤーをを記念した特別展「九州の国宝 きゅーはくのたから」が7月5日(土)にいよいよ開幕を迎えました。 テーマは「宝」。九州・沖縄にゆかりのある国宝が一堂に会します。また九博がこの20年で収集した数々の「たから」の中から作品を厳選し「驚き」や「ワクワク」を感じていただける内容になっているとのこと。九州国立博物館の富田淳館長が「やりすぎではないか?と思われるひとがいるかもしれない」という発言まで飛び出しました。
ARTNEでは一足早く展覧会場を取材。これまでの展覧会の常識を覆すような展示がひろがっていました。
第1章は九州・沖縄に伝わる、あるいは背景に深い関わりをもつ60点以上の国宝をご紹介します。九州の地で九州・沖縄ゆかりの国宝がまとまって展示される27年ぶりの機会です。開幕に先がけて行われた内覧会には多くの参加者があり多くの関心を集めていることがうかがえます。
また、「国宝 刀 金象嵌銘 長谷部国重本阿(花押)/黒田筑前守 名物 圧切長谷部」「国宝 太刀 銘豊後国行平作」などの名刀が全9振が展示。圧巻の展示となっております。
第2章はこの20年で九博に収蔵された作品の中から、研究員がコレはイチオシと太鼓判を押す作品をご紹介。 これまでの博物館の常識を壊すような、自由で楽しい見方と発想をうながすような展示がなされています。
会場は博物館の常識を超えてくるようなエンタテインメント感あふれる会場となっています。
第2章の冒頭に展示されているのが、♥マークで飾られた1対の男神坐像と女神坐像。両坐像は、実は1本の木から作られたのに、泣きわかれて約100年、九州国立博物館で奇跡の再開を果たしたのです。
また、群馬県伊勢崎市の剛志(上武士)天神山古墳から出土した埴輪たち17体が約100年ぶりの大同窓会として大集合しています。残念ながら実家ともいうべき天神山古墳はいまは更地になってしまったとのこと。
そのほか、会場では九州国立博物館のコレクションの中から厳選された個性的な魅力あふれる9作品を「きゅーはくトレジャーズナイン(QT9)」として展示。
このメンバーからあなたの「推し」キャラに投票をすることができます。
QT9のひとつである「埴輪 馬」キャッチコピーは「馬よ時空を駆けぬけろ」。年齢は1500才(推定)だが、鞍や鐙(あぶみ)がお洒落で気品にあふれている点がいち推しとのこと。会場でもぜひ他のQT9を見つけてあなただけの推しを見つけてください。
九州国立博物館開館20周年記念特別展 九州の国宝 きゅーはくのたから
会場:九州国立博物館(福岡県太宰府市石坂4-7-2)
会期:令和7年7月5日(土)~8月31日(日)
【本展では、一部作品を展示替えいたします】
<前期>7月5日(土)~8月3日(日)<後期>8月5日(火)~8月31日(日)
開館時間:日曜日・火曜日〜木曜日
9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
金曜日・土曜日【夜間開館】
9時30分〜20時00分(入館は19時30分まで)
*夜間開館の実施については変更になることがあります。変更の場合はお知らせします。
休館日:月曜日〔ただし7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館、7月22日(火)は休館 〕
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